地域情報アドバイザー2020
笠松 眞吾(かさまつ しんご)

自治体向けメッセージ

へき地救急の要望を「クラウド救急医療連携システム」で実現しました。福井県と石川県で二次医療圏と県境を越えた広域連携を開始し救命実績を上げています。県境付近の過疎地や流出型医療圏では、連携なくして住民サービスは成立しなくなっています。我々は、SCOPE で開発したシステムを全国の救急隊に広め 2025 年問題に立ち向かいます。導入を検討される自治体には、機器の無償貸与や運営費など充実した支援プランがあります。

地域情報化の専門分野・技術

救急の現場から 12 誘導心電図、位置情報つき救急画像、動画などをクラウド上で病院と共有し急性心筋梗塞の救命率を改善するシステム リモートセンシング技術を応用した安全見守システムをクラウド経由で地域の在宅・訪問ステーションで応用する技術分野 クラウドを用いて医療および健康器具のデータを収集する SoC 応用 IoTシステムの開発

活動拠点

福井大学医学部

これまでに関与した地域情報化に関するプロジェクト

平成 25 年度には、福井県勝山市のご協力を頂いて、救急車搭載型生体モニターの 12 誘導心電図をクラウドで福井大学医学部付属病院に伝送するシステムを全国に先駆けて長期実証試験を開始しました。 平成 26、27 年度福井県 12 誘導心電図伝送実証事業にて、福井県の 5 病院12 救急隊でクラウド救急医療連携システムを行いました。期間中に 11 名の方に本システムを適用することができました。 平成 29 年からは、総務省 SCOPE と石川県 MC 協議会のご支援を受けて石川県南加賀地区の小松市民病院、やわたメディカルセンター、加賀市医療センターと小松市消防本部、加賀市消防本部 8 救急隊と勝山市消防本部と福井大学病院の福井県嶺北地方とで県境を越えた仮想医療圏をクラウド上に構築しました。これにより参加地域をシェアリングエリアとして、病院と救急の救急資源を有効に活用する広域救急医療連携を行っています。 これまでの運用で 16 名の急性心筋梗塞疑いの事案に対応することができました。

所属・役職

国立大学法人福井大学医学部救急医学 特命助教

略歴

福井大学工学部物質工学研究科博士課程後期終了 福井大学医学部高エネルギー医学研究センターにて放射性薬剤自動合成装置の研究にて遠隔制御装置の開発を行う 平成 22 年度より厚生労働科学研究「ユビキタス医療機器安全見守りシステムに関する研究」を福井大学病院看護部の協力を得て行う 平成 23 年度から現在まで、戦略的情報通信研究開発推進制度 SCOPE 等で「へき地医療の高度化および、在宅医療に向けたクラウド型地域連携医療システムと救急医療連携システム」の研究開発を行う 特に平成 28 年度からは、福井県にて研究成果の社会実装を行っている

関連URL

クラウド型救急医療連携システム 福井 Fukui ubi https://www.youtube.com/channel/UCfQqz1InOHyKmjdMb31anQw
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