自治体向けメッセージ
番号法の施行で、電子行政やデジタルガバメントと謳われてきた紙書類のデジタル化や手続きの簡素化が一部で実稼働。ただ、今は住民にマイナンバーを書類に転記させ、行政や金融機関ではデジタルとアナログの両方で処理する場面も。一方で、確たる根拠もなく自己流の手順を踏襲し、データ形式や手続きの標準化に後向きな自治体も多い。
早晩、国も複数の行政機関や民間企業が夫々保有するデジタルデータをセキュリティに配慮しながら繋げ、手続きの抜本的な簡素化を図ると思えます。が、移行に際して自己流のデータや手順を放置してきた自治体にまで救済処置をするとは考えられません。IoT、AI やオープン データでも本稼働には関連する近隣自治体のデータ形式や手順の一致が不可欠です。
人口規模が小さいほど標準化や全体最適化は行い易く、クラウド上の業務システムの共同利用も実稼働しています。中・大規模自治体なら焦点は業務システム間のデータ標準化です。
業務手順やデータの標準化、全体最適化、共有化を進める支援ができれば幸いです。
地域情報化の専門分野・技術
【著作】
2014 月刊 LASDEC 特別表彰 町田市
「情報システム刷新:これまでの取組みの結果とこれから」
2014 月刊 LASDEC「番号制度:全自治体での一斉稼動への現実解」
2014 月刊 地方自治研修「番号制度導入と自治体の課題」
2012 月刊 LASDEC「情報連携実現に向けた情報システムの標準化を急げ!
~自己流“事務の機械化”にかまけている場合ではない~」
2012 APPLIC Future 春号「情報システムの標準化と経費削減の同時実現」
2011 月刊 LASDEC「庁内・庁外クラウドの併用による、停電対応、ディザスタ対策」
2010 月刊 LASDEC「クラウド、全体最適化、IT コスト削減」
2008 IT コーディネータ協会 提言:「使える」IT に関する情報交換の場の提供
2006 IT コーディネータ協会 中国上海に見るソフトウエア産業発展の構図
2001 日経コンピュータ 米国の開発スピードを採るか日本の品質か
1999 日経コンピュータ 米国ユーザの虚像と実像
1998 US Frontline News (New York), 情報処理部門 日米の差
略歴
2019~ 総務省 地域情報化アドバイザー
2014-2018 町田市役所 情報政策アドバイザー
2015-2017 (株)インターネットイニシャティブ(IIJ)自治体クラウド推進部 顧問
2012 LASDEC 全国市町村情報システム会議 委員
2009-2014 町田市役所 情報システム担当部長(CIO 補佐官)
2008-2009 中小企業庁 中小企業 IT 革新支援事業 審査委員・成果評価委員
2005-2008 IT コーディネータ協会 ITC プロセスガイドライン制定ワーキンググループ等委員
2002~ 経産省 IT コーディネータ
2001-2008 セキュリティ&ナレッジサポートサービス(株)(データセンタ) 代表取締役 仮想化サーバを商品化
1996-1998 米国 IGS 社(電話業界向けコンサルタント会社) 社外取締役
1981-2000 日立ソフトウエアエンジニアリングアメリカ(株) 顧客サービス技師を経て代表取締役
1969-2001 日立ソフトウエアエンジニアリング(株) プログラマ・SE・海外技術支援などに勤務