地域情報アドバイザー2020
松田 孝(まつだ たかし)

自治体向けメッセージ

21 世紀を生きる子どもたちに必須の資質・能力は、ズバリ Digital Literacy & Intelligence ! この力を子どもが主体的に培うためには、ICT の3つの機能(adaptive、assistive、active)を活かした新しい「学び」(①個別の保障、②気付きの共有、③協働の生起)によって一人一人が個性的な「学び」を磨くことにあります。 東京都小金井市立前原小学校での3年間の実践事実と総務省のモデル事業として取り組んできたクラウドコンピューティングのシステム構築のノウハウを多くの自治体・学校と共有し、新学習指導要領が目指すコンピテンシーベースの「学び」を創り上げていきたいと切望します。 ICT 活用が進まないのは、先生が使えないからではありません。仮に 100% 環境整備されたとしても、先生は使いません。何故ならば昭和・平成が作り上げた教科教育法による授業実践モデルの完成度の高さと完結性が、ICT 活用を本質的に妨げているのです。使う必要がないから、先生は ICT を使わないのです。 ICT 活用は単に視覚情報の提示や効果・効率の問題ではく、これまで昭和・平成が築き上げてきた教科教育法による授業観や指導法、そして評価観等の見直しを迫る教育哲学の問題なのです。 教育の情報化を推進することを通して、皆様と大いに教育について語り合 い、子どもたちの未来に責任をもつ教育実践の推進に尽力したいと考えています。

地域情報化の専門分野・技術

①クラウドを活用した教育・授業推進のためのシステム構築(予算が限られた自治体向け小金井モデルの提案) ②情報端末の機能を活かした協働学習(アクティブラーニング)の授業づくり、実践に向けたノウハウ ③プログラミング教育&授業の先進事例紹介と授業師範 ④ICT の活用がもたらす児童相互の豊かな関係性の構築 ー学習支援システムの機能を活かした近似としての非構成的エンカウンターグループ(研究テーマ)

活動拠点

東京&金沢

これまでに関与した地域情報化に関するプロジェクト

総務省「地域 ICT クラブ推進」委員。 石川県金沢市「プログラミング活用人材育成検討委員会」(座長) 東京都小金井市「「次世代学校 ICT 環境」の整備に向けた実証」事業モデル校 神奈川県真鶴町魅力化プロジェクト(真鶴小学校のプログラミング教育推進)

所属・役職

合同会社 MAZDA Incredible Lab 代表

略歴

東京学芸大学教育学部卒、上越教育大学大学院修士課程修了、東京都公立小学校教諭、指導主事、主任指導主事(狛江市教育委員会指導室長)を経て、2016 年 4 月から小金井市立前原小学校に着任。全国に先駆け一人一台の情報端末をど真ん中においた授業実践と新しい学びのトリガーとしてのプログ ラミ ング 授 業を積 極的 に推 進 して、 昨年 度に 全 学年をIchigoJamBASIC で貫く異彩を放つプログラミング授業体系を確立。2018 年4 月からは早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程にも在籍し、教育心理学の知見をもとに ICT を積極的に活用した学級集団づくりの新しいアプローチとその有効性をめぐって研究活動を進めている。 3/31 に辞職し、4/1 に合同会社 MAZDA Incredible Lab を設立して CEO に就任。現在、Society5.0 の新しい「学び」の実現を目指すシンクタンクの代表として奔走中。 著書 「学校を変えた最強のプログラミング教育」 くもん出版 「小学校のプログラミング授業実況中継」 技術評論社(共著) 「プログラミングを学ぶ前に読むアルゴリズム絵本」 フレーベル館(監修) 総務省「地域情報化アドバイザー」 金沢市「プログラミング教育ディレクター」小金井市「教育 CIO 補佐官亅

関連URL

https://ict-enews.net/zoomin/nttcom/ 松田校長が本音で語った「前原小学校が教育クラウドで成果を上げた理由」 https://ict-toolbox.com/author/sayaka/ 小金井市立前原小×松田孝校長 3 年目のプログラミングのカタチ https://youtu.be/u-nczwHivas まなびポケット紹介動画(小金井市立前原小学校)
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